JICA×熊本学園大学×くまかい協同組合のパイロット事業が始まりました!
当組合では入国後講習の授業で、JICA(国際協力機構)が実施するパイロット事業に参加しています。
大学生と技能実習生がコミュニケーションをとり、交流の機会を促すことを目的とする事業で、熊本学園大学外国語学科塩入すみ先生、学生のみなさんと連携を図ります。
実習生と大学生が日本語で会話をすることにより、コミュニケーション力・日常会話力の向上につながり、SNSによるメッセージのやりとりを行うことで作文能力を身につけることができます。また、参加する学生は日本語教員を目指しており、この事業は日本語教員養成課程の一環でもあります。今回の事業により日本語教育の実践的な体験や多様性に触れることができる好機になるよう、当組合もサポートを行って参ります。
第1回 オリエンテーション
今回、入国後講習の中で全4回の特別授業を予定しています。第1回は、自己紹介とオリエンテーションを行いました。熊本名物「いきなり団子」の差し入れもいただき、和やかな雰囲気です。
(第1回/オリエンテーションのようす)
(第1回/SNSで連絡先の交換)
(第1回/日本語でメッセージを入力する練習)
オリエンテーションでは今後の活動について説明があり、皆さん真剣に耳を傾けていました。
最終授業で実習生は「私の見た日本」をテーマに日本で驚いたことや、感動した景色など発表を行います。日本人が気づかない日本の魅力を発見してくれることを期待しています。
第2回 買い物研修
第2回は買い物研修です。研修はゲーム形式で行われました。A~Eまでの5つのグループに分かれて、買い物リストに記載されるお題の商品を正しく買うゲームです。
(第2回/買い物研修のようす)
(第2回/お題の商品を選定する実習生)
1番早く買うことができたチームには賞品があり、実習生は我先に買い物カゴを持って店内を廻ります。みりん・油・塩・砂糖など実習生が間違えやすい商品がお題になっているため、誤った商品をカゴに入れてしまったグループもありましたが、みなさん試行錯誤しながら、正しい商品を探し当てていました。
(賞品を獲得した実習生/ミャンマー・ベトナム・フィリピンの技能実習生)
買い物ゲームで1番に買い物を終えた実習生は「先生一番になりました!」と笑顔で報告に来てくれました。
次回の活動は12月15日を予定しています。
実習生は大学生との交流を楽しみにしています。大学生と実習生との橋渡しや、日本語の支援など私達も引き続きサポートを行います。